風地観(ふうちかん)の意味|易占い 第20卦 恋愛・仕事と六爻の読み方
易占い 第20卦

風地観(ふうちかん)の意味

手を清め、祈りの前の静けさに心を澄ます。易の第20卦「風地観」は、上に巽(風)、下に坤(地)を重ねた卦です。キーワードは「よく観る」「見せる姿」「手を清める」。卦辞と大象の書き下し、恋愛・仕事など11のテーマ、6本の爻の読み方をまとめました。

1風地観の意味

動き方:慎重に進む

風地観は、物事を「よく観る」ことと、人から「観られる」ことの両方を説く卦です。卦辞は、祭りで手を清めたあと、供え物をささげる前の、いちばん心が澄んだ瞬間を描きます。その誠実な姿を見て、人々は自然と敬意を抱くのです。大象は、古の王が各地をめぐって人々の暮らしを観察し、それに合った教えを定めたと語ります。今は急いで動くより、状況をじっくり見きわめ、自分のふるまいを整える時です。人は言葉より姿を見ています。見る目を磨き、見られて恥じない自分でいることが、この卦の道です。

卦の形
上に風、下に地。風が大地の上を吹きわたり、草木のすみずみまで触れていきます。高い物見台から広い国土を見わたすように、遠くまで静かに目を配る、澄んだ秋の野の景色です。
いまの状況
何かを決める前の、様子見の段階にいるようです。情報を集めたり、周りの動きを見守ったりしているかもしれません。同時に、あなた自身のふるまいも、思っている以上に周りから見られている時期です。

心がけ:すぐに結論を出さず、広く高い所から全体を見わたしましょう。一部だけを見て判断しないこと。そして、言葉で説くより、自分の姿勢で示すことを大切に。身なりや身の回りを清めると、心も澄んで見通しがよくなります。

易の答えを、自分の悩みに当てはめたいときは

易の言葉は短く、読み方に幅があります。出た卦を今の状況にどう当てはめるか迷うときは、占い師に直接たずねてみるのもひとつの方法です。

電話占いで相談してみる
電話占いセラ

紹介しているのは「電話占いセラ」です。料金は相談した時間に応じてかかるため、始める前に公式サイトで料金と特典の条件を確かめてください。相手の気持ちや結果を確かめるものではなく、自分の考えを話して整理する手段として使ってください。

広告を含みます

2卦辞と大象

卦辞は、この卦全体について『易経』が述べた言葉です。大象は、上下の卦の姿から「人はどうふるまうとよいか」を説いた言葉です。

卦辞(書き下し)盥いて薦めず。孚有りて顒若たり。

祭りの前に手を洗い清め、まだ供え物をささげない。その張りつめた誠実さがあれば、見る人は自然と敬い仰ぐ。

大象(書き下し)風、地上を行くは観なり。先王以て方を省み民を観て教えを設く。

3テーマ別の読み方

風地観が出たときの、問いのテーマごとの読み方です。

恋愛相手の本当の姿をよく観察する時です。言葉より行動を見ると、相手の気持ちが見えてきます。あなたもまた見られているので、誠実なふるまいを心がけると好感につながります。
結婚・縁談急いで決めず、相手やその家族の暮らしぶりをじっくり見る時です。話の中身だけでなく、日々の様子から相性が分かります。見極めた上で進めば、納得のいく縁になります。
仕事現場をよく観察し、全体像をつかむことが求められる時です。新しい企画は下調べを十分に。上の立場にいる人は、部下があなたの姿勢を見ていると心得て、手本となる働き方を。
お金大きなお金を動かす前に、市場や家計の流れをよく観る時です。人の話や評判だけで判断せず、自分で確かめましょう。見栄のための出費は控え、身の回りを整えることに使うと吉。
健康自分の体の様子をよく観察する時です。睡眠や食事を記録してみると、小さな変化に気づけます。部屋の換気や身の回りの清潔も心がけて。気になる変化は医療機関に相談を。
人間関係人の言葉より、ふるまいを見ると本質が分かる時です。表面だけで判断せず、少し距離を置いて観察を。あなたの態度も人から見られているので、陰日向のない接し方が信頼を生みます。
願い事今はまだ叶う時を見きわめる段階です。焦って動くより、状況を観察して機が熟すのを待ちましょう。心を清めて願いを見つめ直すと、本当に望むものがはっきりします。
待ち人相手も様子をうかがっているようで、すぐには来ないかもしれません。遠くから見守るような気持ちで待つと、良い頃合いに便りが届きます。高い所や見晴らしの良い場所に縁があります。
失せ物高い所から見下ろすと見つかりやすい時です。棚の上や二階、見晴らしの良い場所を確かめましょう。風で飛ばされたり、吹きこむ場所に移ったりしている可能性もあります。
試験・勉強全体の範囲を見わたして、学習計画を立て直す時です。部分にこだわらず、出題の傾向を観察しましょう。上手な人の勉強法を見て学ぶのも効果的です。机の周りを整えると集中できます。
引っ越し・旅行下見をしっかりして、土地の様子を自分の目で確かめる時です。旅行は展望台や名所を見て回る観光に吉があります。見晴らしの良い宿や部屋を選ぶと気持ちが晴れます。

4六爻(変爻)の読み方

略筮法などで「変わる爻」が出たときは、その爻の言葉をいちばん具体的な助言として読みます。爻は下から初爻・二爻…上爻と数え、陽の爻は「九」、陰の爻は「六」で呼びます。

初六初爻

童観す。小人は咎无し、君子は吝。

子どものように浅く物事を見る。普通の人ならとがめはないが、上に立つ人には恥となる。

占いでは:物の見方がまだ浅く、表面だけで判断しやすい段階です。気軽な立場なら問題ありませんが、責任ある立場ならそれでは足りません。一歩踏みこんで、背景まで見ようとしましょう。

この爻が変わると之卦は 第42卦 風雷益

六二二爻

闚い観る。女の貞に利ろし。

戸のすき間からのぞき見る。家を守る女性が正しさを保つにはよい。

占いでは:狭いすき間から外をのぞくように、視野が限られている時です。身近なことを守るには十分ですが、大きな判断にはもっと広い視野が必要です。外に出て、全体を見る機会を作りましょう。

この爻が変わると之卦は 第59卦 風水渙

六三三爻

我が生を観て進退す。

自分のこれまでの歩みをかえりみて、進むか退くかを決める。

占いでは:進むべきか退くべきか、迷いの真ん中にいる時です。人の動きより、自分のこれまでのやり方や力をふり返ってみましょう。自分をよく知ることで、取るべき道が自然と見えてきます。

この爻が変わると之卦は 第53卦 風山漸

六四四爻

国の光を観る。用て王に賓たるに利ろし。

国の栄えている輝きを観る。王の客人として迎えられ、仕えるのによい。

占いでは:優れた人や、勢いのある組織の輝きを間近で見る時です。その良さを学び、力を貸すと、客人のように大切に迎えられます。招きや誘いがあれば、前向きに受けてよい場面です。

この爻が変わると之卦は 第12卦 天地否

九五五爻

我が生を観る。君子なれば咎无し。

自分の生き方をかえりみる。人の上に立つ者として徳があれば、とがめはない。

占いでは:人の上に立ち、多くの人から見られている位置です。周りの様子は自分のふるまいを映す鏡です。人々の姿を通して自分の生き方を省みれば、責められることはありません。

この爻が変わると之卦は 第23卦 山地剥

上九上爻

其の生を観る。君子なれば咎无し。

人々がその人の生き方を観ている。立派な人であれば、とがめはない。

占いでは:表舞台からは一歩引いた位置にいながら、なお周りに生き方を見られている時です。地位を離れても、見られて恥ずかしくない暮らしぶりを保てば、問題はありません。

この爻が変わると之卦は 第8卦 水地比

5関係する卦

易では、ひとつの卦を別の角度から見るために、形を変えた卦を合わせて読むことがあります。

6よくある質問

Q. 風地観は良い卦ですか?悪い卦ですか?

A. 吉凶よりも「よく観る」ことを求める卦です。急いで動くより、状況を見きわめ、自分の姿勢を整える時を示します。準備と観察を大切にすれば、後で正しい判断ができる、落ち着いた卦です。

Q. 恋愛で風地観が出たら?

A. 相手の言葉よりも、日々の行動をよく観察する時です。急いで答えを求めず、本当の気持ちを見きわめましょう。あなたのふるまいも見られているので、誠実な態度を保つと信頼につながります。

Q. 風地観の読み方は?

A. 「ふうちかん」と読みます。易の64卦の第20番目の卦で、上の卦が巽(風)、下の卦が坤(地)です。短く「観」とも呼びます。

画面で易を立ててみる →

易占いは、気持ちを整理し、動き方を考えるための読み物として楽しむもので、未来を決めるものではありません。卦辞・爻辞・大象は古典『周易』(易経)の本文を書き下したもので、現代語訳と占いの読みはこのサイトで書いたものです。最終更新日:2026年10月22日/この記事の作成方針について