Step 01 / 5
玄関のたたきを磨く
気の入り口。「また来たい」と思われる家は、ここが明るい。
玄関は、風水で「気の入り口」とされる場所です。実際の暮らしでも、帰宅したときに最初に見える面であり、来客が最初に立つ場所でもあります。掃除の中では、変化がいちばん見えやすい場所なので、5つの手順の最初に置いています。ここでは、たたきの磨き方だけでなく、靴の総量の決め方、靴箱の上をどう使うか、においと照明までを順に扱います。
なぜ、玄関から始めるのか
理由は3つあります。1つめは、面積が小さいことです。たたきと靴箱の上、合わせても1畳ほどしかありません。15分で終わる範囲なので、手を付けた日のうちに結果が見えます。2つめは、判断の基準がはっきりしていることです。方角の吉凶のような解釈が入らず、「汚れているか」「物が溢れているか」だけで判断できます。3つめは、毎日必ず通る場所だということです。整えた状態が保たれるかどうかが、そのまま家全体の維持の目安になります。
風水の説明では、玄関に良い気が入り、家中を巡るとされます。この「気」は、現代の言葉に置き換えると、空気の流れ・光・におい・足元の清潔さの総体です。玄関が暗く、靴が溢れ、においがこもっている状態では、その後の部屋の状態も同じ方向に進みます。逆に、たたきが乾いていて、靴箱の上に何もない状態は、その家の維持の基準が高いことを示します。
用意するもの
- 濡れ雑巾(マイクロファイバーなら水だけで足ります)
- 乾いた雑巾 1枚
- 小さめのブラシ(靴箱の溝と、たたきの目地に使います)
- ゴミ袋 1枚(迷わず捨てるためのものです)
- 靴箱の上に置く小さいトレー(A4以下。鍵と小物だけを載せるサイズ)
洗剤は、汚れの種類によって選びます。水垢なら酸性のもの、油分なら中性のもの、土ぼこりなら水だけで構いません。最初から何種類も揃える必要はありません。多くの場合、水拭きと乾拭きの2回で足ります。
たたきの磨き方(初回15分)
- 靴を全部、外かベランダに出します。中に残っている新聞紙やチラシも出します。
- たたきに落ちている砂を、ほうきかブラシで外へ出します。砂を残したまま拭くと、床を傷つけます。
- 濡れ雑巾で、奥から手前へ向かって拭きます。奥(靴箱の下)から始めるのは、汚れた水を入口側に残さないためです。
- 雑巾が黒くなったら、その都度ゆすいでください。1回で全部を拭おうとすると、汚れを伸ばすことになります。
- 水気が残らないように乾拭きします。ここを省くと、翌日に足跡が付いて同じ状態に戻ります。
週に一度の手入れ(5分)
初回の15分が済んだあとは、週に一度、同じ手順を短く繰り返すだけで維持できます。雑巾を1枚濡らして、たたきを一度拭き、乾拭きで終わりです。汚れが目立たなくなれば、雑巾は水だけで足りるようになります。手入れの頻度は「汚れてから」ではなく「決めた曜日」に固定したほうが続きます。
月に一度の手入れ(10分)
月に一度は、靴箱の中と、靴箱の下の隙間まで見ます。靴箱の下は、ほこりが固まりやすい場所です。ここを一度きれいにすると、玄関全体のにおいが変わります。
靴の総量を決める
玄関が溢れる原因は、ほぼ例外なく靴の総量です。収納の大きさに対して靴が多ければ、どう配置しても溢れます。まず、今ある靴を全部出して、数を数えてください。そのうえで、収納できる数を先に決めます。
| 場面 | 目安 | 考え方 |
|---|---|---|
| ひとり暮らし | 6〜8足 | 収納段数×2を上限にする |
| 二人暮らし | 10〜14足 | 玄関の収納段数を人数で割る |
| 家族4人 | 16〜20足 | 「今の季節に履く靴」だけを玄関に置く |
| 来客用 | 1〜2足 | 使い捨てスリッパを数枚置けば足ります |
ここで大事なのは、上限を先に決めて、その中に収まるように選ぶという順番です。靴を1足ずつ「残すか捨てるか」で比べ始めると、必ず止まります。上限が決まっていれば、収納に入らないものは自動的に外れます。判断の材料は「1年以内に履いたか」の1つで足ります。
靴箱の上をどう使うか
靴箱の上は、玄関でいちばん目に入る平面です。ここに物を積むと、玄関の印象が一気に重くなります。風水では「気の流れを止める」と説明される場所ですが、実際の理由はもっと単純で、物が積まれているとほこりの掃除ができなくなるからです。
使い方は2つに絞ってください。鍵・印鑑・リップクリームのような「毎日必ず持ち出す小物」だけをトレーに載せる。それ以外は置かない。トレーを1枚に限定すると、その面積を超えた物は自然と別の場所へ移ります。小物の定位置が決まれば、朝の「鍵が見つからない」も減ります。
- トレーは1枚まで。2枚目を足した時点で、その家の玄関は戻り始めます。
- 花や季節の飾りは、置くなら「1点」まで。水替えができる範囲にしてください。
- 郵便物・宅配の伝票・書類は、玄関に置かないと決めます。置き場所は郵便物用の箱を1つ作って、そこだけにします。
においと照明
玄関のにおいは、ほとんどが「たたきの水分」と「靴の湿気」から出ます。消臭剤を足すより、靴を乾かすほうが確実です。履いた靴は、その日のうちに靴箱の扉を開けて乾かすか、通気の良い場所に置いてください。靴箱に戻すのは翌朝で構いません。
- 照明
- 暗い玄関は、掃除の汚れが見えにくいという実務的な問題があります。たたきに1つ、手元を照らす小さな照明を足すと、汚れが見えるようになり、掃除の頻度が自然に上がります。人感センサー式なら操作も不要です。
- におい
- 消臭剤より換気です。帰宅時に1分、玄関の扉を開けておくだけで、こもった空気が入れ替わります。
- マット
- 玄関マットは、外から持ち込む砂を受け止める役割があります。汚れたら洗えるものを選び、季節ごとに洗ってください。
- 靴の中
- 乾燥剤を入れるとにおいが減ります。ただし、詰め込むと通気が止まります。2足に1つまでにしてください。
やってはいけないこと
- たたきに傘や段ボールを一時置きすること。一時のつもりが、いちばん長く残ります。
- 物を積んだまま掃除すること。積んだ物をどける手間が、掃除をやめる原因になります。
- 収納を買い足すこと。先に捨てる範囲を決めてから、足りない分だけを買います。
- 靴箱の扉を開けたまま放置すること。見えない場所の汚れは、見えなくなり続けます。
この手順の立場 玄関を「気の入り口」とする考え方は、風水で一般に説明されるものです。開運の効果を保証するものではありません。所要時間は当サイトの目安で、汚れの程度によって変わります。
よくある質問
靴箱の上に何も置かないと、さみしく見えませんか。
1点だけ飾るのは構いません。花、小さな置物、季節のもの、いずれかひとつです。問題になるのは「複数あること」と「毎日どかす必要があること」なので、花を1本置く程度は何も問題ありません。
賃貸でたたきが傷んでいる場合はどうすればいいですか。
洗剤と研磨は避けて、水拭きと乾拭きだけにしてください。傷みが深い場合は、クッションフロア用のシートを敷くという方法もあります。ただし、敷いたぶん汚れが見えなくなる点は覚えておいてください。
靴は何足から「多すぎる」のでしょうか。
収納段数に対して入りきらない時点で多すぎます。前述の目安は一例ですが、上限を数字で決めて、それ以上は玄関に置かないという運用のほうが結果に効きます。
毎日やるべきですか。
毎日は不要です。初回15分のあとは、週に一度5分で維持できます。来客の前だけ気にする、という使い方でも構いません。
まとめ:今日やる1つ
全部を一度にやる必要はありません。今日は「靴を全部出して、数を数える」だけでも構いません。数が分かれば、収める上限を決められます。上限が決まれば、明日は1足だけ手放せます。玄関は、この順番でしか整いません。
この手順の立場 風水の考え方をふまえた暮らし向けの手順ですが、開運の効果を保証するものではありません。所要時間は目安です。
出典
- 外部の出典なし
注記 手順・用意するもの・靴数の目安は、当サイトが暮らし向けに整理したもので、外部の出典はありません。玄関を「気の入り口」とする考え方は風水の一般的な説明で、開運の効果を検証したものではありません。
5つの手順
今夜の巡り道
星を読む → 夢を調べる → 心を整える。この順に意味があります。